孤狼の血

初めての警察小説。難しかったけど面白かった!舞台は昭和63年、まだ古き良き時代と言って良い頃の悪徳警察官と暴力団の人情の話。正義とは何か―。本書の正義が正しいのかと言ったら首を縦には振れない。だが法を遵守する事だけが正義だろうか。違法行為は確かに悪事だが、誰かを守る為にはやむを得ない事も有り得る。(かといって肯定している訳では無い)本書に出てくる人と人との絆は時に法をも越える程強靭なものであった。それに比べ今日における人間関係はITの進化と共に希薄なものとなっている気がする。スマホのボタン一つで誰とでも繋がれるがこれ程軟な絆は無いだろう。

現代の私達に欠落している大切なものを教えてくれた作品でした。

孤狼の血、オススメです!

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#柚月裕子

#角川文庫

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